夏休み明けの事を想像してソワソワして落ち着かなくなる
こんにちは、不登校のお子さんとの関係性に悩むお母さん専門の心理セラピスト渡部幸美です。
そろそろ夏休みが終わりますね。
夏休みが明けたら、今度こそ学校に行くのかな?
このまま休むのかな?
いや、今度こそ行くかもしれない。
この時期になると、夏休み明けの事を想像して、ソワソワして落ち着かなくなるお母さんが多いかもしれません。
子どもに対してどう接していいか分からなくなり、自信をなくしてしまいますよね。
もしかすると、お子さんもまた、心の中で夏休み明けのことを考えてもがいているかもしれません。
だからこそ、いつも通りにどんと構えて接して下さいね。
そのいつもどおりの感じが、子どもに安心感を与えます。
逆にソワソワしている感じを受け取ると、子どもにとって圧になってしまう可能性があります。
私が学校に行かない選択をしていた時。
夏休み明けが近づくと、カレンダーを見ては「今度こそ学校に行かなきゃ」と決意していました。
自分で自分に圧をかけていたんです。
それでも、母は夏休み明けの事には触れずに「おいしいもの食べにいこ~」って外へ誘ってくれていました。
その母のいつも通りの感じにほっとして、安心できたんです。
特別な言葉はいりませんでした。
子どもにとって、おかあさんがいつもどおりにどんっと構えてくれる事が何よりの安心に繋がるのかもしれません。
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
心理セラピストからの3つのコツ
1.夏休み明けの事は触れない
夏休み明けの事を触れると、子どもは不安やプレッシャーを感じます。
「学校に行く気があるの?」
「先生や友達と話した?」
「宿題は終わった?」
このような質問は避けましょう。
子どもは自分でも学校に行きたいと思っていますが、何らかの理由で行けない状態です。
親から夏休み明けの事を聞かれると、「自分はダメだ」と思ってしまいます。
それでは逆効果です。
夏休み明けの事は触れずに、普段通りに楽しく過ごしましょう。
2.子どもの気持ちを受け入れる
子どもが学校に行きたくないと言ったら、どう思いますか?
「そんなこと言わないで」
「学校は楽しいところだよ」
「学校に行かなきゃダメだよ」
このような反応は、子どもの気持ちを否定しています。
子どもは学校に行きたくないという気持ちを持っています。
それは本当の気持ちです。
親はその気持ちを受け入れてあげましょう。
「学校に行きたくないんだね」
「行きたくないんだね」
「行きたくない事があるんだね」
このように、子どもの気持ちに共感し聞いてあげましょう。
ついつい「どうして行きたくないの?」「どんなことが嫌なの?」と質問をしがちですが、質問ではなく話を聞いてあげてください
子どもは親に理解されたいと思っています。
親が子どもの気持ちを受け入れてあげると、子どもは安心します。
3.子どもの自信を育てる
子どもが学校に行けない原因として自信の欠如も考えられます
子どもは自分に自信がなくて、学校に行くことができないのかもしれません。
自分はできない、自分は嫌われる、自分は必要とされないと思ってしまっているのかもしれません。
そんな時は親は子どもの自信を育ててあげましょう。
子どもが何かをしたら、ほめてあげることを試してみて下さい。
「すごいね」
「上手だね」
「頑張ったね」
このように、成果だけではなく子どもの努力やプロセスを認めてほめてあげましょう。
子どもは親からほめられると、自己有能感や自己効力感があがります。
自己有能感や自己効力感とともに、自己肯定感もあがり自信がついてきます
夏休み明けの不登校は、親御さんにとっても大きな悩みです。
でも、焦らずに、冷静に、子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。
子どもは、親の愛情を感じています。
親の愛情が、かならず子どもの力になります。
信じてあげてくださいね。
まとめ
夏休み明けの不登校を乗り越えるために、親御さんに3つのコツをお伝えしました。
これらのコツを実践してみてくださいね^^
あなたは素晴らしい親です。
あなたは子どもと一緒に成長しています。
あなたは子どもを幸せにすることができます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
私は不登校の親御さんの悩み専門の心理セラピストです。
不登校の親御さんのお役に立ちたいと思っています。
もし、子どもとの関係性でお悩みの方がいらっしゃったら、お気軽にご相談くださいね^^
私はあなたの味方ですよ。