「宮城県から親の会がなくなる事を願っています」
私は毎月、不登校に悩まれているお母さんの為の親の会「こころカフェ」を開催しています。
宮城県から、ひとりでも不登校に悩むお母さんが減るように、活動を続けておりますが、最終的にはこの親の会がなくなる事を目指しています。
今の段階では、親の会を開催すればする程、悩みを話せる場所、お母さんからの心の声を聴く場所がもっともっと必要だと感じずにはいられません。
お子さんを愛するがゆえの想いと、お母さんの中で巻き起こる苛立ちや不安。
でも、お子さんの前では、明るく、笑顔でいようと努力されているお姿がひしひしと伝わり、私が泣きそうになります。
毎日、どれだけ心の中で葛藤しながら、こぼれおちそうな悲しみを抱えながら、過ごしていらっしゃるのかと思うと、親の会という場所は絶対に必要だと、開催する度に強く感じています。
しかし、先ほども書きましたが、いずれは宮城県から、この親の会が必要ではなくなり、親の会そのものがなくなる事が、私が目指す最終的なゴールです。
親の会の開催者である私が、親の会がなくなる事を望んでいるのは変な話なのかもしれませんが、正直なところ、なくなる事を願っています。
親の会が必要ではなくなり、やがて、不登校が問題ではなくなり、不登校という言葉が消え、家庭の中で、お子さんとお母さんが対話をしながら、それぞれの人生を創り、歩んでいく。
ニュースで、「宮城県から不登校で悩むお母さんが0人になりました」と報道される。
そんな未来がこの先には待っている事をイメージしながら、これからも活動を続けて参ります